CASE5導入事例 
株式会社メグダイ様

株式会社メグダイ_関川代表

採用のミスマッチを当事業で解消 スタートアップとしての成長を支えてくれました。

株式会社メグダイ/代表取締役 関川様 取締役 杉浦様

最先端カルチャーの発信地として、常に注目を集めている渋谷区代官山に、株式会社メグダイが手掛ける「試食専門店」があります。全国各地の加工食品がずらりと並び、来店客はそのすべてを無料で試食できるというユニークなショップで、店内を回って気になった商品の試食カードを集めてスタッフに渡すと、トレーに載せた試食品が提供されるというシステム。客はテーブルについてゆっくりと試食品を味わうことができ、気に入ればその場で商品を購入したり、メーカーのECサイトで購入したりもできます。ただし、商品を売るというよりは体験してもらうことが目的であり、広告型の店舗として運営されています。「試食専門店」をスタートした背景について、代表取締役である関川さんは次のように語ります。

仕事に面白みを感じる、前向きな心が大切

株式会社メグダイ_関川代表

関川代表「食品の場合、一度気に入ればリピート購入に繋がりやすいのですが、地方で生産される商品については体験する場が少なく、オンラインだけでは売るのが難しい現状がありました。そうした地方の生産者やメーカーの方々に出展いただいて、私たちがその商品の魅力を一般消費者の方に伝えて試食していただき、QRコードでメーカー様のECサイトへ誘導するお手伝いをしています。弊社の店舗やECサイトでも商品を購入いただけますが、そうした売上も出展者様へ還元していて、弊社には月々の出展料と試食用の品を提供いただいています」

「試食専門店」を運営するメグダイの設立は2020年9月。24歳の関川代表が同志を募って始めたスタートアップ企業で、ITによるマーケティング事業を主体として、広報や販売促進、ECサイトの構築やSEO対策などのサービスを展開しています。オンラインで物を売る仕組みや戦略を検証、ノウハウを蓄積することにより、マーケティングや販売促進の新しい手法として生み出されたのが「試食専門店」でした。

関川代表「試食専門店では、お客様から試食した商品のアンケートについてご回答をいただいていますが、売れている理由と売れていない理由を定量的に分析して、その結果について出展者様にフィードバックを行なっています。たとえば、若者をターゲットに作った製品が高齢者に受けがよく、若者からはデザイン的に受けが悪いとか。その逆のパターンもあります。このように狙った層に響いていないとわかった場合は、販売促進や商品開発の改善に繋がるヒントも提供させていただいています」

株式会社メグダイ_関川代表

そのため、「試食専門店」のスタッフは、商品の特徴を理解した丁寧な説明を行なうと同時に、試食したお客様のリアルな意見を聞き取る役割も担っています。そのほか、接客から店舗の管理、クライアントである出展者やECサイトの外注先とのやり取りなど、仕事内容は多岐にわたりますが、どのような人材が求められているのでしょうか。

関川代表「スキルは後から身につくものですから重要視はしていません。何より前向きな心を持った方を求めています。私はこの試食専門店における体験を一種のアトラクションと捉えていて、ご来店いただいたお客様には試食によって楽しい気分を味わっていただきたいのです。そのため、お客様に楽しさを伝えられるような、前向きな心が大事だと考えています

雇用創出・安定化支援事業が、社員教育の仕組み作りのきっかけに

メグダイは右肩上がりに業績を伸ばしていて、会社の成長にともない人員の拡充を行なってきました。しかし、社会課題を解決したいという思いへの共感を求めるあまり、人事採用がうまく運ばないことも多々あったといいます。当初は知り合いを紹介してもらうなどして、いわゆるリファラル採用をベースに行なっていたそうですが、知り合いということで求めることのハードルが上がってしまい、採用した社員が次々と辞めてしまう苦い経験をされたこともあるのだとか。そうした折に、たまたまYouTube広告を見かけて知ったのが、東京都の雇用創出・安定化支援事業だったといいます。当事業を活用することのメリットについて伺ってみました。

株式会社メグダイ_関川代表

関川代表「この事業には多くのメリットがあると思いますが、まずは一般的な求人媒体と違って掲載コストがかからないので求人をしやすいという点が挙げられます。さらにトライアル就労の期間中は東京都にコストを負担していただけるのもありがたい。これまでの採用では互いのミスマッチが起こりやすく、求職者の方からみれば『こんなはずじゃなかった』と、私たちからみれば『面接の判断が間違った』といったことが多々ありました。そうしたなか、トライアル就労期間は正社員採用の前に2か月間あるため、ミスマッチを防ぐことができます。また、新人教育のために相応のコストを費やしますが、当事業をきっかけに、いろいろな情報を得ることができ、新しいチャレンジをしている我々としては非常に心強く、当事業を利用して良かったと感じました」

今回の採用事例で、トライアル就労に加え、さまざまなことに目を向けることができるようになったと関川代表は語ります。

関川代表「これまではリファラル採用をベースとしていたので気づきませんでしたが、社員教育の仕組み化の重要性を再認識しました。当事業がきっかけとなって、仕事内容を言語化してマニュアルを作成するなど、社員教育ツールを進化させることができたのです」

「トライアル就労」は求職者にとってのメリットも大

当事業によりこれまで3名の方が採用にいたりましたが、取材に同席された杉浦さんもその一人。そもそも雇用創出・安定化支援事業は、求職者がトライアル就労を通じて適職に就くための事業ですが、求職者から見るとどのようなメリットがあるのか、杉浦さんに伺ってみました。

株式会社メグダイ_杉浦氏と事務局スタッフ

杉浦さん「就職活動中は雇用創出・安定化支援事業と転職エージェントを並行して利用しました。どちらを利用した場合も登録後に何度か面談が行われますが、求職者に対する担当者のスタンスはまったく異なります。転職エージェントで提案された求人は自分の求めていたものかな?と思うことが多かったですが、この事業の事務局の皆さんは、本当に自分に合った仕事を紹介してくださり心強く感じました。また、面接を重ねることで仕事内容はある程度わかるとしても、仕事中の社内の雰囲気などは入社してみないとわからないものです。そうした空気感をトライアル就労で体験できることは、求職者にとって何よりのメリットだと思います」

幅広い業務に携わることができて、これから立ち上がって大きくなるような企業を探していたという杉浦さんは、雇用創出・安定化支援事業のサイトでメグダイの求人と巡り会い、トライアル就労を希望したそう。入社から1年を経た今では役員として代表を支える立場になられました。

関川代表「杉浦はマルチタスクに対応できる得がたい人材です。人の気持ちを汲み取ることに長けていることから、今では役員として社員教育のマニュアル作りも手伝ってもらっています。メグダイは4期目に入ったところですが、売上は2期目で5倍に、3期目ではさらに3倍となり、4期目の今年は半年も経たないうちに前期の売上げを超えて、利益も大きく伸びています。こうして成長できている背景にはトライアル就労が大きな役割を果たしていると感じます。我々のような少数精鋭のスタートアップ企業にとって人材は成長の力。ミスマッチをなくして優秀な人材に出会うために、これからも雇用創出・安定化支援事業の活用が広がることを望んでいます」

株式会社メグダイ_関川代表と杉浦氏

事例紹介/企業プロフィール
株式会社メグダイ
コーポレートサイト:https://megdai.com/
東京都渋谷区代官山町3-13 代官山エーデルハイム101
事業内容:広告マーケティング、広報販促、サイト作成(IT導入補助金ベンダー登録企業)等
従業員数:6名(内 派遣社員2名)
取材撮影:2023年11月
※2023年4月~11月まで雇用創出・安定化支援事業を活用し、3名正社員として採用